新郎新婦から両親への記念品贈呈について、定番の花束以外を選ぶ花嫁も増えており、迷っている花嫁さんも多いのではないでしょうか。今回は変わり種のプレゼントとしてコスパが良く感動的な「体重米」を紹介します。手作りキットを使わなくても、100円ショップの材料で簡単に作れますよ!
両親へのプレゼントの相場は?
だいたいひと家族あたり5,000円~20,000円程度が相場と言われています。ただ、新郎新婦からの気持ちが伝わることが大切なので、値段はあまり関係ありません。
定番の花束は、一つあたりの相場が3,000円~10,000円程度になります。
私が結婚式を行った式場では、花束一つあたり8,000円でした。
両親へのプレゼントは何を送るべき?
最近は、定番の花束以外を選ぶ花嫁さんもおり、バリエーションが増えています。
- 子育て感謝状
- お箸
- 時計
- ウェイトドール etc…
両親への贈り物って、悩むよね。喜んで欲しいんだけど、チョイスによっては、結婚式の後に部屋の隅で埃被ってるのが想像ついたりして。
わかるよー。だから私も実用性とインパクトにこだわりたくって、「体重米」を手作りしてプレゼントしたんだ!式場の花束より1万円も節約できてコスパも最高だったよ!
体重米とは?
体重米とは、新郎新婦が生まれたときの体重と同じ重さのお米を、赤ちゃんに見立てて風呂敷やおくるみに包んだ贈り物。
ウェイト米や、ウェイトライスとも呼ばれていて、出産内祝いでも人気のプレゼントです!
御両親にとって、新郎新婦が生まれたときのことを思い出す感動的なサプライズプレゼントになります。あまり見かけないので、ゲストの印象にも残る贈り物です。
かわいい!!米俵タイプは見たことあったけど、このデザインは本当に赤ちゃんみたいね!ご両親はさぞ感動したでしょう。
うん、母が「こんなに小さかったのに、大きくなったのね」ってびっくりするくらい号泣してたよ。
あずの「今まで育ててくれてありがとう」って気持ちが伝わったんだね。泣ける…
体重米を選んだ理由
人と被らず、一目で感動するようなストーリー性のあるプレゼントをしたかったのが一番の理由です。
また、実家には物が多く、飾ったりするものよりかは、実用性のあるものの方が喜ばれると思ったからです。
私はお米マイスターの資格を取って、お米屋さんで働いていた経験があるほどのお米好きなんだ。
お客さんから「体重米を作りたい」とよく相談を受けていたことが、体重米を知るきっかけになりました。
メリット
- 人と被らない
- 一目で感動する
- 後で食べられるので実用性が高い
- カードは思い出として残せる
- 手作りすれば節約できる
想いのこもったプレゼントになるだけでなく、実用性が高い点が大きなメリットです。また、手作りをすれば体重米は驚くほど節約できます。
手作りすれば1万5千円近い節約に!
花束 | 体重米(購入) | 体重米(手作り) |
8,000円 | 10,000円 | 2,900円 |
体重米のコスパは一目瞭然です。(表はいずれも一つあたりの値段)
購入せず、手作りすれば3,000円以内に収まります。私の場合、新郎新婦分の二つ分の体重米を購入したときと比べて、なんと14,200円も節約できました!
デメリット
- 重い
新生児の平均体重は約3キロです。元々お腹に入っていたとは思えないくらい、両親に持ち帰りしてもらうには少し重たいプレゼントになります。
重さは、式場から宅配で送ってもらえば解決します!
式場の段ボールだと高くつく可能性があるので、私はあらかじめ100均で用意しておいた段ボールを式場に渡しておいて、配送してもらいました。
親族が遠方から参加する場合、他の帰りの荷物も一緒に送れるので一石二鳥です。
体重米の作り方
私は、カードの作り方、包み方、米屋への手配と、全部調べながら試行錯誤して2日もかけて作りました。
しかしながら、内容をまとめて、すべて100均の材料で作れるよう、作り方をアップデートしました。
この通りにすれば、新郎新婦分合わせて2時間でできます。
ちなみに私は家庭科2レベルの超不器用です。
簡単に作れますので、不器用さんもご安心を!
- 2時間で2つできる
- 米以外の材料はすべて100均
- 不器用さんでも簡単に作れる
まずはお米を購入する
せっかく結婚式で渡すプレゼントなので、いつも食べているお米より美味しいお米を購入しましょう。
あず
お米マイスターとして、お客さんにおすすめしていた人気の銘柄です。これを選んでおけば、まず間違いないよ!
縁起のいいパッケージが結婚式にもぴったり!新之助は、今大人気のお米です。少し硬めの食感が好きな人におすすめ。冷めても甘く美味しいので、職場にお弁当を持っていく人にも向いています。
魚沼産コシヒカリは、湯気からも甘みを感じるほど、甘くて美味しいお米です。昔から高級米として有名ですので、ネームバリューがありご両親にも喜んでもらえると思います。
お米の賞味期限は、精米後1か月程度です。なので急いで作らず、結婚式が近づく頃にお米が届くようにして、体重米を作りましょう。
お米が届くまでにカードだけ作っておくのが効率が良くおすすめ。
ちなみに私は式の10日ほど前にお米を詰めて作りました。
材料を準備する
私は米袋に直接お米を詰めましたが、米袋はホームセンターでないと手に入りにくいので、100均で手に入る材料で作り方をアレンジしてみました。
お米を除く、男の子用体重米1つ分の材料です。
女の子用を作るときは、のり付きパネル以外をもう1セット用意してください。
- 貼れるボード(粘着のり付きのパネル)
- ラッピングバック(約400mm×265mm)
- リボン
- ふわふわ素材のタオル(約34cm×78cm)
- ジップロック 2枚
家にあったジップロック以外はすべて100均で購入しました。ラッピングバックはキャンドゥ、それ以外はすべてダイソーです。
ラッピングバックとタオルの大きさは重要なので、上記と近いサイズのものを購入してください。
体重が3500g以上の場合、このサイズのタオルでは布が足りなくなる可能性があります。その場合は、さらに大きなタオルを使用してください。
体重米の本体を作る
まずは本体部分を作っていきましょう。
お米を測る
キッチンスケールでお米を測ります。残念ながら我が家にはキッチンスケールがないので、体重計で測りました。今回は男の子の2850g分。ジップロック2枚に半々ずつお米を入れます。
ラッピングバックにお米を詰める
ジップロックに詰めたお米を、ラッピングバックに縦に二段重ねになるように入れます。口の部分を、付属のリボンやゴムでくくります。
お米を包む
1.タオルを右斜め上を向くようにして置き、その真ん中あたりにお米を置く
2.タオルの左上の角を持ち、米袋の右下に向かってタオルをかける(この部分が最終的に襟の下の方になります)
3.タオルの左下の角を持ち、米の上に折る。タオルの頂点が合わず少し不恰好ですが、気にしません。
4.お米を押さえながら、タオルの右上の角を持ってギューっと引っ張り、米袋の上にかけます。
(この部分が最終的に襟の上の方になります)
5.タオルの下の部分を後ろに織り込んで整えます。
6.リボンを結びます。ここで完成ではありません。
7.後ろを向けます。タオルが下にびろーんとでてきやすい状態です。
8.100均のタオルなのをいいことに、普通のホッチキスでバチンバチンと止めていきます。
(高いタオルを使う人はこの技を使えないので、ちゃんとくるめるようにバスタオルサイズのものを買った方がいいです…)
9.きれいに整いました。これで、体重米の本体は完成!!
カードを作る
こちらが私が作成した体重米用のカードです。
体重米がおしゃれになるか否かはこのカードにかかっていると言っても過言ではありません。
デザインするのが難しそう…。と思われるかもしれませんが、花嫁の必須ツール、Canvaを使えばとっても簡単!!無料でおしゃれな素材が使用できます!
7500万点も素材があるので、↓のような最近人気のボタニカル風やシンプルなデザインなども作れますよ。
まずはこちらから登録しましょう。
マジで便利です。ペーパーアイテムの作成など、結婚式準備にかなり役立ちます。
スマホでも作成OK!
Canvaはスマホでも利用できます。昼休みやスキマ時間にも作れて便利です。
パソコンもスマホもどっちもあるよ!という人は、パソコンの方が操作しやすいのでオススメ。
スマホで体重米カードを作る手順は以下のページをチェック!
作り方
※以下パソコンでの作成画面です。
1.登録ができたら、トップ画面の「デザインを作成」をクリック。「カスタムサイズ」ボタンが出てくるので、「127mm×178mm」を入力し、「新しいデザインを作成」をクリック。
出来上がったデータは、後で2L判の写真プリントをするので、2L判サイズにあたる「127mm×178mm」にします!
2.顔写真が入れられるテンプレートを使用してデザインしていきます。検索に「はがき」や「Baby」と入力すると、いくつか出てきます。今回はこちらの無料テンプレートを使用します。
しかしながら、顔写真が入れられるテンプレートは、有料会員のCanva Proに入らないと使えないものがほとんど。正直かなり選択肢が少なくなるので、こだわりたい方は結婚式の準備期間のみ有料会員のCanva Proに入るのがおすすめ。30日間は無料でお試しできるので、その間に作ってしまえばお金はかかりません。
3.テンプレートの変更したい箇所をダブルクリックして、デザインしていきましょう。左端の「アップロード」をクリックして、赤ちゃん時代の写真画像をテンプレートに入れます。メッセージ部分を「Birth Weight」や名前に変更して、体重米っぽいデザインにしていきます。完成したら、画像○印の「ページを複製」ボタンをクリックします。
4.複製されたデータの写真や色を変更して、女の子版を作ります。
5.データが2枚とも完成したら、ダウンロードします。ファイルの種類はJPGを選びます。保存できたデータは、USBに入れます。
6.コンビニのプリンターにUSBを差し込み、2L判の写真プリントをします。お近くのコンビニが2L判写真プリントに対応しているかチェックしてください。ちなみに私はローソンで1枚80円でプリントしました。
7.プリントした写真のままではペラペラなので、「貼れるボード」で補強します。サイズを鉛筆で縁取りし、カッターナイフで切ります。机や地面に傷がつかないよう、下にダンボールを敷くのをお忘れなく。
8.貼れるボードのシールをはがして、写真をくっつけます。発泡スチロールの厚みがあり、丈夫なカードになりました。
9.体重米本体にカードをセットして、完成!!
時間がない人向けに、お買い得な手作りキットも
「材料を揃える時間がない!」
「1から手作りするのがどうしても不安」
という方には、おしゃれな手作りキットや、そのまま渡せる完成品を購入するのもおすすめです。
結婚式前は忙しいので、心配な方は無理せず時短を選びましょう。
ナチュラルデザインの体重米はもっと簡単!
赤ちゃんの顔写真を載せず、シンプル&ナチュラルな雰囲気で作りたい方は、もっと簡単。
Canvaでこんな感じのボタニカル風テンプレートを使ってカードを作りましょう。
米袋はコットン素材のものを購入するのがおすすめです。
100均でクラフト紐を購入し、厚紙に印刷したカードをリボンの間に括りつけたら、もう完成です!
まとめ
それぞれデザインもぜひ工夫しながらやってみてね!